高専学生時代に受けた危険物取扱者 (乙4、甲種)のリアル体験談|独学で合格できる?試験申し込みの流れについてわかりやすく解説

危険物取扱者

この投稿をご覧になられている皆様の中には、危険物取扱者は独学で合格できるのか?と悩んでいる方も多いかと思います。

結論から言うと、乙種・甲種共に独学で十分に合格できます。なんなら学生でも合格できます。

ですが、甲種については受験資格があるため、注意が必要です。筆者も受験資格関連でやらかしかけた事があります… そのため、ここに体験談を踏まえた危険物取扱者の詳細について書いていこうと思います。

皆さんも一緒に危険物取扱者を取得しましょう!!

危険物取扱者とはどんな資格?どの種類をとるのがいい?

甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。又甲種もしくは乙種危険物取扱者が立ち会えば危険物取扱者免状を有していない一般の者も、取り扱いと定期点検を行うことができます。 丙種危険物取扱者は、特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取り扱いと定期点検ができます。

(引用: https://www.shoubo-shiken.or.jp/knowledge/kikenbutsu.html より)

危険物は第1類~第6類の6種類に分類されており、乙1の資格を取得すると第1類の種類の危険物、乙2の資格をとると第2類の種類の危険物が取り扱えるようになるということです!

よく乙4をとる人が多いとおもいますが、これは乙4の種類のなかにガソリンスタンドで取り扱う石油などが含まれており、汎用性が高いものになっているんです。

甲種はこれを取ってしまえば第1類~第6類全て扱えるいわゆる上位互換の資格です!

またもう1つ丙種というものがありますが、これは第4類の中の1部の危険物が取り扱えるものになります。

参考:甲種、乙種、丙種 比較表

これら3つの違いを下記表にまとめました。

自身の目的に合わせて適切な項目を選んでください!

甲種の受験資格について

丙種、乙種は受験資格がなく誰でも受験が出来ますが、なんと甲種は受験資格があります。しかし、危険物取扱者に興味がありこのブログまで見に来てくれるような方は既に受験資格を持っている人がほとんどではないかなと思います!では、説明していきたいと思います!

受験資格① 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等で化学に関する学科又は課程を卒業

大学等には、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校などが含まれます。

自身の学科が化学に関する学科がどうかは、簡単に見極められるのは学科名に”化学“という文字が入っているかどうかです。

入っていない場合は化学学科一覧のページにご自身の学科目があれば大丈夫です。

証明書類として卒業証書、卒業証明書、学位記のどれかが必要になります。

受験資格② 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者

この化学に関する授業科目は次の3つが当てはまります。

1. 科目名に”化学“の文字が含まれている

2. 化学科目一覧に記載されている学科

3. 大学等で発行する「化学に関する授業科目の単位修得証明書様式例 に記載されている学科

これら3つの科目の単位数合計が15以上であれば受験資格獲得です。

これは大学等在学中でもこの単位数以上とれた時点で受験資格が発生します。筆者もこの受験資格を使って在学中に甲種を取得しました!

証明書類として単位修得証明書又は成績証明書が必要になります。

受験資格③ 修士・博士の学位を有する者(化学専攻)

これには、大学などでは化学系の学科に所属していないかつ、化学系の単位を15以上もっていなかったが、修士・博士過程で化学を専攻した人が当てはまるのかなと思います。

化学専攻かどうかの見極めは受験資格①と同じですので参考にしてください。

証明書類として学位記等が必要になります。

受験資格④乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)

乙1~乙6のどれか1つ以上の交付を受けたあとから2年以上危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験があれば受験資格がでます。

証明書類は乙種危険物取扱者免状と乙種危険物取扱実務経験証明書が必要になります。

受験資格⑤ 乙種危険物取扱者免状を有する者(指定の組み合わせから4つ以上)

次の中から4つ以上乙種を取得することで受験資格を得ることができます。

〇第1類又は第6類  〇第2類又は第4類  〇第3類  〇第5類

証明書類として乙種危険物取扱者免状が必要になります。

‏どの試験資格をねらうべきか、申し込み時の注意点

以上、5つの受験資格があります。

・甲種の受験を考える場合は、まず受験資格①受験資格②受験資格③の卒業か単位修得で得ることが出来る受験資格があるか確認してください。

単位数の確認をする場合は、シラバスなど教育計画がどの学校にもあると思いますので、そちらをみて自身の取得単位数を把握して貰えたらと思います。

・上記の受検資格に当てはまらない場合はそれ以外の受験資格④受験資格⑤の乙種免状による受検資格を目指すことになります。

卒業をもって受検資格を得られていきなり甲種を受けることが出来る人に比べて遠回りになってしまうように感じますが、意外とそうでありません。
というのも、乙種と甲種はどちらとも三科目の試験になっているのですが、そのうち二科目の法令と物理化学は甲種でも乙種でも同一の範囲から出ますし、もう一つの科目の消化の方法も乙種だとその種類の危険物、甲種だと全種類の危険物の範囲になるので、乙種で学んだ知識は甲種勉強時の理解をより深めてくれると思います。

乙種を四つ以上とるか、2年の実務経験を得られるまで待つか悩む人もいるかもしれませんが、とりあえず四つ以上を目指しつつ取れなかった場合実務経験での受検資格を使用するでいいと思います。

四つ以上とるのは難しそうに見えますが、乙種を一個取れば、乙種の法令と物理化学の2科目を免除することができ、消化の方法の一科目のみの受検になるため、案外2年以内に取れるのではないかなと思います。間を開けない方が、知識も忘れにくく甲種も効率よく勉強できると思います。

試験申込時の注意点 甲種は証明書の発行・郵送での申請が必要 -郵送申請の流れ-

ここでこれらの卒業・単位数の受験資格を使用する場合の注意点ですが、これらの証明書類はおそらく学校側に頼んで用意しないといけないと思います。筆者も単位修得証明書を発行しないといけなかったのですが、発行まで1,2週間程度かかりました

また、甲種は受験資格④の受験資格を証明するとき以外は、証明書類を紙で提出しないといけないため、オンラインでの申請ができず、申込用紙に記入して郵送しての申請になります。こちらが受付最終日必着になるため、それも考慮して上記の証明書の発行を早めにすることが必要になります。

また、紙での申請が少しややこしかったので、説明したいと思います。

①必要に応じて証明書類の発行

②申込書類・振り込み用紙を入手する。
郵送で送ってもらうこともできますが、送料もかかるため、各地域の消防署に受け取りにいくことをお勧めします。申込開始日より前に事前に受け取ることができます。受け取ることのできる消防署は消防署検索のリンクから自身の県を選んで出てきたページの下の方に行くと願書・申請場所のリンクがあります。後は窓口で無料で受け取れます。

③受け取った願書に記入

④一緒に受け取った振り込み用紙に従って受験料を振り込む

⑤ ①と④を願書に貼り付け返信用封筒に入れ郵便局より簡易書留で発送
郵便局窓口で簡易書留で発送したいと伝えれば手続きをしてもらえます。

以上を申込終了日までに行いましょう!ここが甲種受検の一番の山場までありました笑

独学で十分合格可能🙆‍♀️

申込までできたら後は勉強して受検です!危険物取扱者は独学で取得できるか不安な方もいると思いますが、十分可能です。

実際、私は工業高等専門学校(5年制の高校)に在学時に危険物取扱者乙4と危険物取扱者甲種の両方の資格を独学で一発合格しています。

使用テキスト・勉強法については

取得して役に立った場面

まず、学生のうちに取ったおかげで就活でのアピールとして使うことができました。危険物の資格はインターンなどで必要かと聞くと、入社後に取ればいいと大体言われるため、取らなくてもいいやと思う人もいるかもしれません。

しかし、極端な話ではありますが考えてみてください、あなたなら同じ条件の人が来た場合危険物の資格を持っている人と持っていない人どちらを採用しますか?入社後でも良いと言われているにも関わらず、意欲を出して勉強している人の方が魅力的に感じるのではないでしょうか。

また、私はアピールの仕方を工夫して自主的に学ぶことができる人間であるということをこの資格取得を踏まえて話しました。おかけで希望の会社で志願者が多く溢れていた部署に入ることができました。

危険物資格取得以外も頑張っていたということもあるとは思いますが、もしアピールで悩んでいる人がいたら資格取得割とおすすめです。

業務でも、もちろん危険物取扱責任者になって活躍していますし、転職サイトをみた時にも歓迎条件として入っていることが多いので取得しておいて損はないかなと思いました。

勉強法・使用テキストについて、チャットで受検サポートをするサービスも販売しています!*無料で利用する方法について追記しました

 

勉強法・使用テキストについては、文字数が多くなってしまったため別ブログに書きました。興味がありましたら、こちらのブログをご覧ください。

危険物取扱者(乙4.甲種)合格体験談〜おすすめテキスト・どのサイトにものっていない勉強方教えます〜

また、現在ココナラでチャットで理系資格についての質問やわからない箇所の解説を10日間無制限にするサービスを販売しています。このブログについての質問でもどのような内容のチャットでも大歓迎ですのでよければご利用ください。ココナラ

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長文になってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました!

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